家まるごと耐震リフォーム
地震で痛んだ住宅を点検し、気になるところがあったら専門家に診てもらいましょう。
今回は半壊認定を受けたお住まいのお客様から相談を受け、耐震診断をして「家まるごと耐震リフォーム」させて頂いた事例をご紹介します。
被害状況
外壁や玄関、各部屋の壁・天井、収納に被害がありました。
外壁にヒビ割れ
タイルのはがれ
壁・天井クロスはがれ
収納内部はがれ
接合金具クギの浮き
耐震診断
建物の表面の状態だけでなく、屋根裏や床下に入り柱・梁・土台の構造部や基礎を確認。
(財)日本建築防災協会の耐震プログラムにより耐震診断。
その結果に基づき耐震補強方法をご提案しました。
屋根裏診断
床下診断
耐震診断書類
耐震補強工事
家の中の全ての部屋や廊下の壁と天井をはがし耐震補強工事を行いました。
ケミカルアンカーによる基礎と土台の緊結、筋交い補強金具取付
ホールダウン金物や金具による土台と柱の緊結
天井をはがし柱と桁、筋交いの金具による補強
ボルトの締め直しや階段室のクギ増し打ち補強
全ての壁の石膏ボードをはがし構造用合板に張替えて補強
震災後に被害のあった住まいを耐震診断をした結果、評点が0.72(倒壊する可能性がある)でした。
耐震補強工事をし、住まいを家まるごと耐震リフォームしたら評点が1.5(倒壊しない)になりました。
施工後
傷んだ屋根・外壁・軒天・雨どいは補修後に塗装仕上げ。玄関ホール、廊下、階段室、洗面・脱衣室、キッチン、リビング、1F2Fトイレ、和室、寝室、洋室二間と全ての部屋が新しくなりました。
耐震性を確保しただけでなく、内装も外装も家まるごときれいになり大変お喜びいただきました。